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zoom RSS 米寿

<<   作成日時 : 2009/04/22 16:04   >>

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叔母(父の妹)の88歳の誕生日というので祝電を打ちました。「うるし電報」(鶴の蒔絵が
描かれた、うるし箱に入った祝電)で毛筆印字、電報文は簡潔そのものです。税込みで
6150円でした。今頃、どんな顔をしてるかな。

大正末期の「産めよ増やせよ」の時代に、6人兄弟の次女として育ちましたから、勝気な
性格は幼い頃から培われたものでしょう。とにかく他人に負けることは大嫌いです。婚期
を迎える頃は、男たちは戦地に取られ、母や小さい兄弟たちの食料を得るために行商に
歩きました。

信州や新潟まで出かけてヤミ米を買い、警察の目を恐れながら列車に乗ったことでしょう。
惚れた男と所帯を持ちましたが甲斐性なさに呆れて離婚。二児を引き取り、小さな居酒屋
を開いて3人で暮らします。長男は結婚するものの、嫁と叔母との折り合いが悪く離婚。
次男は高校教員になりましたが、些細ないさかいから音信が途絶えました。すべて叔母が
悪いわけではありませんが、融通の利かない頑固な性格が災いしていることは確かです。

住み慣れた家は道路拡張工事で壊され、今は市営住宅に長男と二人で暮らしています。
「ニワトリがようやく人間になれた」が最近の口癖です。畳の上で足を伸ばすこともなく、長年
土間に立って働き続けたことをいうのでしょう。

88年の長い年月は苦労の連続だったと思います。もう力を抜いてのんびり生きましょうね。
趣味の歌謡舞踊が続けられるのは何よりです。お弟子さんたちも来てくれて賑やかですしね。
「ニワトリを卒業したのに、またツルに逆戻りか」なんて、電話がありそうな気がします。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
NAGAさん

「うるし電報」、知りませんでした。このIT時代に、そんな優雅な電報が生き残っていたんですか。88歳の叔母様は、これを受け取って「まあ、勿体無いことを」と、仰いそうですね。気性の強い人は、どうしても我が強く、協調性に欠けるようです。正義感が強いのでしょうね。私も「我が侭」と家族などには酷評されていますが、夫婦喧嘩別れもせず、職場離脱もせず、何とか仲良く生きて来られたのは、偏に「我慢我慢」と自分に言い聞かせてきたお蔭でしょうね。家内などは「私が我慢して来たからだ」と言いますが、水掛け論です。
shuttle
2009/04/26 17:47
shuttleさん。東北旅行の画像ありがとうございました。
どこの桜も満開で、いながらにしてお花見に行ったような
幸せな気持ちです。

夫婦間の我慢はお互いに自分のほうが上だと思い勝ちですね。
部下の披露宴で祝辞を述べた上司は「結婚とは一に我慢、二
に辛抱、三四が忍耐、五に堪忍」といいましたが、ご本人は
半年後に離婚。今ひとつ説得力に欠けていました。
NAGA
2009/04/27 13:15

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