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<<   作成日時 : 2009/11/19 14:00   >>

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早朝から降りだした雨が小休止した昼過ぎ、カチカチと拍子木を打つような音が聞こえてきて、田舎芝居でも始まるのかと思いましたら、タマちゃんが杖をついて歩いているのでした。アスファルトの道路に杖の先端を突きながら歩くので小気味の良い音が響くのでした。秋祭りの時「最近タマちゃんを見ないけど、どうかしたのかしら」と尋ねる人がいたのですが、誰一人として消息を知りませんでした。

タマちゃんはもうすぐ90歳になろうとするおばあさんです。女系家族で代々お婿さんを迎えていますから、この地に1世紀近く生きているのです。お尻の上に両手をちょこんと乗せて朝・昼・晩、近所を散歩するのが趣味とお見受けします。歩道の緑地帯の草を丁寧に取り除いて百日草を植えていたのは、暑い頃だったでしょうか。

秋祭りが過ぎて娘さんに会いましたので「おかあさんは元気?」と聞きましたら「トイレでひっくり返って、びしょぬれのまま救急車で病院に行き、そのまま入院した」とのことで、退院はしたものの寝たきりになったと聞きました。トイレで倒れ、びしょぬれになるという事態はやや不可解ではありますが、寝たきりになったのであれば復活は難しいと思っていたのです。

当人は以前よりはるかに元気でした。「インフルエンザの注射をしてきた」「あ、季節性のほうね。すぐやってくれました?」「はぁ?なんだね?雨はまだ降るみたいだよ」タマちゃんの耳はもうほとんど機能しておりません。それでも不自由は感じないようです。「新型は来年だって。また行かないかん。もういつお迎えが来てもええだけ〜が」

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
NAGAさん

このお婆さん、凄い生命力ですね。「もういつお迎えが来てもええだけ〜が」 と言う悟りの心境も素晴らしい。娘婿殿の生まれは、掛川市。婿殿のお父さんの言葉は、このお婆さんの通りです。懐かしい響きがありますね。
shuttle
2009/11/19 18:10
路地の近道を時計を見ながら歩いていて頭をぶつけ2針のお粗末。
医者の昼休みの時間には怪我をしてはいけないということがわかりました。
あわぞう
2009/11/20 08:46
shuttleさん、こんにちは。掛川は城下町らしく落ち着いた雰囲気がありますね。小夜の中山の峠に「夢灯」(ゆめあかり)という美術館があるのをご存知ですか。小夜の中山は旧東海道でしたから、その昔には旅人が遠くの山々を眺めて一休みしたのでしょう。広重、北斎、その他江戸時代後期の浮世絵師による作品が集められていますね。「夜泣き石」にも対面しましたけど昼間だったために泣き声は聞こえませんでした。
NAGA
2009/11/20 13:33
あわぞうさん、大丈夫ですかぁ!頭だそうですから、たくさん出血したことでしょう。もったいないことでしたね。私はチビですから、いつも足元に気をとられていますけど、長身の方々は頭上にも注意を払う必要があるんですね。路地の看板恐るべしですね。
NAGA
2009/11/20 13:43

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