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zoom RSS 父と暮らせば

<<   作成日時 : 2010/04/13 14:12   >>

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井上ひさし氏の『父と暮らせば』は図書館に勤める23歳の娘とその父の二人だけが登場人物の芝居です。親子は原爆に遭いますが、娘は庭の石灯籠の陰にいて命を拾います。父は爆発を直視したために死にました。父は娘にしか見えない幻なのですが力を尽くして娘を励まします。

爆発した「火の玉」の1秒後の温度は1万2千度でした。「太陽の温度が6千度じゃけぇ、あのとき広島の上空580mのところに、太陽が、ペカーッ、ペカーッ、二つ浮いとったわけじゃ」と父は語ります。「地面の上のものは人間も鳥も虫も魚も建物も石灯籠も、一瞬のうちに溶けてしもうた」

「核のない21世紀めざして」2000年8月6日、広島で基調講演をした井上さんは「バタフライ効果」について語りました。もともとは気象の世界で唱えられた理論ですが、ブラジルで蝶が羽ばたくと、しばらく後にテキサスに大きな竜巻が起こりうる、小さな気流の変化でも大きな影響を及ぼす可能性を持つという考えです。

「核廃絶」は「果たして実現できるのか」と、時として無力感に襲われますが、一人の力が世界を変えるかもしれない、池に投げた小石がゆっくりと波紋を広げる光景を思い描いていたのでしょう。オバマ大統領の「プラハ演説」は「核なき世界」を目指していますが、今のところ縮小を論ずるばかりです。現在、世界の国々が所有する核爆弾は1万個以上、地球を何回滅ぼしたら気が済むのでしょう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
悪いモノをこの世からなくすには、製造・販売にかかわると必ず損をする良性ウイルス・システムが必要です。
呼び名はC++の反対のC−−。
あわぞう
2010/04/14 08:38
あわぞうさん。買い求める所がある限り、製造販売はなくならないのでしょうね。極悪資本主義とでもいいますか・・・。
NAGA
2010/04/14 13:41

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