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zoom RSS 非実在人間

<<   作成日時 : 2010/05/10 15:29   >>

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『非実在青少年』とはマンガやアニメに登場する18歳未満のキャラクターのことをいいます。東京都が都議会に提出した「青少年健全育成条例改正案」では、非実在青少年の性交や性交類似行為を描写したマンガは「不健全図書」に指定され規制の対象になります。小説は対象外ですが、今人気の「1Q84」も、主人公と18歳未満の行為が描かれていますからマンガにすれば未成年者には販売することができなくなります。

「日本国憲法」がマンガ化され好評だといいますが、「源氏物語」も「ロミオとジュリエット」もアニメ・マンガ化ができなくなるのはいかがなものか、マンガ好きな元総理はどのようにお考えでしょうか。そもそも実在しないキャラクターに規制をかけるというのが「マンガ的」ですけれども、その良し悪しの判断を誰がいつするのでしょう。

確かに不健全なマンガは蔓延しているようですが、条例が成立すれば過剰な反応が生まれることも考えられます。たとえば一つのコミックに一人でも抗議すれば出版社や書店は速やかに従う義務が生じるのではないかと思います。その結果、市場が過剰な自主規制を行うことも考えられます。

さらに条例案には児童ポルノの「単純所持」を禁じる条文も加えられています。定義も曖昧である児童ポルノですが、本人が知らないうちにパソコンに紛れ込んでいても条例違反になるということです。「単純所持」は他の重大犯罪の捜査に利用される「別件逮捕」ということも考えられますし・・。この改正案はただ今継続審議中で、6月に採決されるそうです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
NAGAさん

詳しいご解説で、内容がよく分かりました。<東京都が都議会に提出した「青少年健全育成条例改正案」>の件なんですね。そうなると、石原氏の初期の作品群、例えば「完全なる遊戯」などは、真っ先に引っ掛かるでしょうね。「太陽の季節」が、当時の青少年に与えたマイナス的影響は、現在の不健全漫画の比ではなかったと思うのですが。勿論、私は、儲け主義に走った出版界の現況にたいしては、憂いを持つ一人です。
shuttle
2010/05/10 17:45
> 実在しないキャラクターに規制をかけるというのが「マンガ的」ですけれども、その良し悪しの判断を誰がいつするのでしょう。 

実現できないことをやってみせると宣言するあそこの「マンガ的」な人たちが考えることと似ています。
良し悪しの判断を誰がいつということはあえて決めず、愚態的な問題が出たときひとつひとつキョロキョロ民意を尊重してというやりかたもあります。
いや、俺が判断基準だという人がいましたか。
あわぞう
2010/05/11 08:20
shuttleさん。マンガやアニメがもてはやされるのは字を読むのが苦手とか、面倒だと思う人たちが多いからでしょうか。私どもの世代は活字に飢えていたものですけど。マンガは展開が早いし、確かに面白いものですけど、文学をマンガ化してもストーリーは変わらないでしょうから、受け入れられるかどうか疑問です。
NAGA
2010/05/13 13:27
あわぞうさん。「オレがルールだ」といった野球審判もいましたもんね。今ではビデオでホームランも覆えされますから、判断論議が公表されて容易には決まらない時代になるかもしれません。
NAGA
2010/05/13 13:32

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