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<<   作成日時 : 2011/04/13 14:07   >>

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90歳になった叔母のところに警察官を名乗る男から電話がかかってきました。「生活安全課」の「あおやまとくいち」といい「みずほ」のカードを落としたか、あるいは紛失しなかったかと聞いたそうです。人間も90歳ともなれば、かなり疑い深くなりますから、叔母は「これは今流行の詐偽に違いない」と思ったそうで、すぐさま答えました。「そんな銀行とは付き合いないし、カードとやらも持ってやへん。ワタシャ、○銀と農協だけだもんね」余計なことまで言ってしまうのが老人の欠点です。

相手が食い下がります。「873−2の○上△子さんですよね、△はクサカンムリの」叔母も負けじと言い返します。「そんじゃぁ○はどんな字だね。点がついてるかついてないか」「ついてるほうです」「違うよ!ついてないほうだよ。だいたいワタシャ今そこにはいないんだよ、追い出されてさ!」またまた余計なことを。

彼女の名誉のためにつけ加えれば借金のカタに持ち家を取られたのではありません。道路拡幅で市に買い上げられたのです。「それは大変ですね。それで今はどこにいるんですか?」「ちょっと待ってな。眼鏡がないと住所が読めん」というわけで、眼鏡をかけて新住所を教えてしまいました。どういう相手とどんな話の展開になっているのか、ことの成り行きを理解できなくなるのも老人の特徴です。

失敗に気づいて慌てふためいて電話してきました。息子から「余分なことをしゃべるからそういうことになる。知らない人とは話すな」といわれたとか。そうはいっても年寄りはしゃべるのが楽しみですもんね。
近くに来て悪いことをされるのではないかと心配していますが、彼らはそれほど暇ではありません。カモを見つけるために電話をかけまくっているに違いないというのが私と甥の意見です。詐偽のオニイサンの電話でも心待ちにしている独居老人が多いそうですから、儲け抜きで話し相手になってあげたら感謝されるかも、それも人助けです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
NAGAさん

我が家も老夫婦です。時々、商品の勧誘電話が掛かってきます。私は、直ぐに「要りません」と断りますが、家内が出るとなかなか切りません。何だかんだと相手の話を聞き、相槌を打っています。私が「要らないなら直ぐに電話を切ればよい」と言いますと、「相手が余りに熱心だから、直ぐに切っては何だか悪い気がする」と言います。そう言う所が付け入る隙になるのでしょうね。尤も、そう言う風だから、私も気楽に一緒していられるんですが・・。
shuttle
2011/04/14 08:03
「どういう相手とどんな話の展開になっているのか、ことの成り行きを理解できなくなるのも老人の特徴」ご明察、反省のタネ。
あわぞう
2011/04/14 10:11
shuttleさん。豪華で楽しいヨーロッパの旅、羨ましい限りです。ブログを拝見して私もお裾分けをいただいております。まだまだ何回でも行けそうですね!
奥さまはお優しいのでしょう。悪い心がけの者たちも心が痛むのではないでしょうか。
NAGA
2011/04/14 14:58
あわぞうさん。脳細胞が毎日ブツンブツンと潰れて、いったい人間は、いくつくらいまで、自分というものを意識しているんでしょう。すべて忘れて真っ白になって、再び胎児として母親のお腹に戻って行くなら、何の不安もないでしょうね。
NAGA
2011/04/14 15:11

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