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zoom RSS 海の日

<<   作成日時 : 2010/07/19 13:55   >>

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まだ世の中も知らない少女の頃、海を眺めるのが好きでした。遠い地で戦死した父の面影を追い、海原が母の胎内に続いているように思えたのかもしれません。今日は海の日、三好達治氏の作品の中に「郷愁」があります。

「蝶のような私の郷愁!蝶はいくつか籬(まがき)を越え、午後の街角に海を見る・・・。私は壁に凭れる。隣の部屋で二時が打つ。
ー海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。 そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある」

その昔、生命は海中で誕生し、やがて陸に上がります。海は生命の源であって、故郷であるともいえるでしょう。漢字の「海」の中に「母」があるように、フランス語の「母」mere(メール)の中にも、「海」mer(メール)があると詠んでいます。

母親の胎内にいる約十ヶ月の間、胎児は羊水の中で生命の歴史を体験するのかもしれません。「母」だけでなく、すべての人間の中にも海があるのでしょう。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
真夏 窓 涼風を呼ぶア・ラ・メール
あわぞう
2010/07/20 08:45
あわぞうさん。暑い!じゃございませんか(汗)

セキュリティの 網すり抜けて ア・ラ・メール
NAGA
2010/07/20 13:14
NAGAさん

三好達治氏の「郷愁」、洒落ていますね。私も初めて詠んだ時には、感動しました。大学で、少しばかりフランス語を習っていましたので、成る程なあと、思ったのです。日本語の中にもフランス語の中にも、「母」と「海」の共通点があると気付くところが、詩人ですね。NAGAさんは、「胎児は羊水の中で生命の歴史を体験する」と仰る。そうなんですよね。「海の日」私は、三重県鳥羽で、綺麗な海を眺めていました。
shuttle
2010/07/20 21:04
shuttleさん。こんにちは。鳥羽へのご旅行はお天気にも恵まれて最高でしたね。私どもも10年ほど前にスペイン村に寄ったことがあります。2000年の初日の出を拝んだ帰りだったのですが、コンピューターが誤作動するのではないかと話題しきりでした。結局大きな問題は起こりませんでしたね。
NAGA
2010/07/21 13:16

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